同じ病気の人を知ろう:「こういう生き方があるのだな」「僕はどうやって生きていこう?」

こんにちは!
谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己です。

お元気してますか! 私はまずまずです。

回復の過程で、出来ない自分を受け入れられるようになると、「では、その出来ない自分にできることはなんだろう?」と意識するようになります。

それには、自分をより深く理解し、ありのままの自分をみることが必要になってきます。
そのとき有効なのが、「ほかの同じ病気の人はどんなことをしているのだろう?」という視点です。

今回は、「同じ病気の人を知ろう」というテーマでお話しします。

 

同じ病気の人を知ろう


「同じ病気の人を知ろう」ということでいうと、私の場合、作業所の仲間で「自分とタイプが似ているなあ」と感じる人と、「なんか自分とはタイプが違うなあ」と思う人について、それぞれもっと知りたいと思うようになりました。

 

それぞれオリジナルな「受け止め方」「スタイル」

その二人の人については、子供の頃のこととか、発病や入院のこと、今の趣味や取り組んでいることなど、いろんな話をしました。

その人の「半生」を聴くことによって、その人の輪郭・人となりがわかるようになります。

そして、その人のオリジナルの「病気の受け止め方」「闘病や生き方のスタイル」があることがわかります。

 

相手も自分も「固有の存在」

そこには、自分との共通点、自分との相違点、があることがわかります。

同じ病気を持っている自分とその人とは、半生の中に同じところと違うところがあるとわかるのです。

それを具体的に知ることによって、その人もその人らしい固有の存在だし、自分も自分らしい固有の存在だ、とわかり、腑に落ちます。

 

私の場合は・・・

何度も話を聞いたその二人の人、それぞれをテーマにした曲を作ったこともありました。

自分なりに納得したその人らしさを形にしてみたのです。

 

RUN

ずっと走ることを続けていて、求道者のようだと感じた人。
自分と似たタイプだと思う人の曲「RUN」

 

自由

それに対して、無理なく楽に気ままに生きているように感じた人。
自分とは違うタイプだと思う人の曲「自由」

 

生き方を捉え直し、感じ直す

それぞれの曲を歌うたびに、それぞれの人の生き方を捉え直し感じ直す気がします。

そうして、「こういう生き方があるのだな」「僕はどうやって生きていこう?」と思います。

これは私のやり方ですが、同じ病気の人との交流の中で、「この人はこうだったんだ」「自分はどうだったろう? これからどうしよう?」と感じることが出来ます。

その過程で、自分への理解が深まります。そして、新しい気力が湧いてくるのです。

 

まとめ

もし周りに同じ病気の仲間がいて、まだあんまり交流出来てないな、と感じるようなら、誰かを捕まえて、その人の話を聴いてみるのはどうでしょう?

きっと、役に立つと思います。

 

では、また。

生きるって何だろう? 生命って何だろう?
谺(こだま)

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ABOUT US
谺(こだま)
谺(こだま)こと、児玉朋己といいます。 歌うピア・サポーターをしています。 静岡県藤枝市にある自立生活センター「おのころ島」が運営している地域活動支援センター「りんりん」の施設長です。 精神障害を持つ方へ同じ当事者としてピアカウンセリングを行うほか、シンガー・ソングライターとして音楽活動をしています。