「エリザベスタウン」レビュー:「どんな失敗をしても、生きる道はある」力強いメッセージ

こんにちは!
谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己です。

元気してますか? 私も元気です!

「失敗したら終わりだ」
「失敗したらどうしよう」

という恐怖心にとらわれたことはありませんか?

今日は、大失敗して自殺を考えた青年が生きる気力を取り戻す物語について話そうと思います。

キャメロン・クロウ監督の「エリザベスタウン」という映画です。

この映画は、映像はもとより音楽が素晴らしいと評判の作品で、私も3種類のサウンドトラックを購入して一時はヘビロテしていました。

今回は、あえて音楽については語らないで、この映画の魅力をお伝えしようと思います。

 

エリザベスタウン

日本語の動画がありませんでした。雰囲気をつかんでくだされば、、、

 

あらすじ

アメリカ北西部に位置するワシントン州ポートランドにある靴メーカーの花形デザイナードリューは、最新作が返品の山になったことで生じた10億ドルの損失の責任を取らされ首になった。

「さあ自殺しよう」というところへ妹から電話がかかってくる。
父親が亡くなったという。

父親ミッチは、生まれ故郷のケンタッキー州エリザベスタウンを訪れているときに急死したのだった。

母親と妹から、ミッチの遺体を受け取る使命を受け旅に出る長男ドリュー。

ドリューは、飛行機でおせっかいな客室乗務員クレアに出会う。

エリザベスタウンに到着すると、ドリューは。ミッチが故郷の親戚や町の人たちから本当に愛されていたことを知る。
ドリューは父親の遺体と面会する。

クレアの自宅はエリザベスタウン近くらしく、クレアはドリューのホテルにやってきて・・・

 

アメリカ南部

今回は、ストーリーに沿ったお話はあんまりしません。

南部とは、
アメリカの深層。アメリカの本体。アメリカの動因。

私が20代のころ、元気だった栗本慎一郎が石川好を引き合いに語っていました。

それまで、一つの国をそんなふうに認識したことがなかったから、「そんな見方もできるんだ」と思いました。

 

この映画の主人公はドリューとクレアです。
そして、正真正銘の恋愛映画です。また、父と息子の絆を描いた映画です。

けれど、そんななか、南部の町エリザベスタウンの人たちをも同じように生き生きと描いています。

 

エリザベスタウンの人たちは、情が深い

ドリューが会うエリザベスタウンの人たちは、どの人も愛深く人情深い。

 

  • ホテルでドリューの隣室になった結婚式を挙げるために滞在しているチャックは、初対面のドリューが父親の葬儀のために来ていることを知ると、「生と死はとなり合わせなんだよ」と言ってドリューをハグし、携帯の向こうにいるクレアに「何かあったら遠慮せず連絡してくれ」と言う。
  • ドリューのいとこは息子をうまく躾けられないでいるが「俺は型にはまらないんだ」とうそぶいている。彼の父親は「父親は、子供の友達にはなれないんだ」とたしなめる。
  • そんな父親も、ミッチとのお別れ会で、かつて南部全域で活動したサザン・ロックバンド、レーナード・スキナードの代表曲「フリーバード」を息子が歌い演奏する姿を誇らしげに見つめる。

 

 

「この南部の人たちは、何か、根本的なことを知っている」と思わされます。

 

南部をめぐる旅

映画の終盤は、クレアに刺激されたドリューが自宅への帰路を車で旅することになります。
クレアが選曲した42時間以上にわたるCDを聴きながら。

 

クレアが指定する名所、名所、名所

アラバマ州メンフィス

  • ブルースを流し続ける店「アーネスティン&ヘイゼル」
  • キング牧師が銃弾に倒れた「ロレイン・モーテル」
  • マーク・トウェインが愛し、ジェフ・バックリィが命を落とした川「ミシシッピー」

 

オクラホマ州オクラホマ・シティ

  • 1995年4月19日に起きた爆破テロ事件の現場に残されたクレアの一番好きな木「サバイバル・ツリー」

 

道中森の中、クレアは独りで踊ることも指示する。

カンザス州に入り、泣いたり笑ったり怒ったりしながらミッチの遺灰と対話するドリュー。

ネブラスカ州「世界で2番目に大きなファーマーズ・マーケット」

 

DVDの付録がいい!

映画の中で、クレアがドリューにプレゼントした旅の地図とCDが詰まったケースがあるんですが、DVDには、そのケースを模した袋が付いていて、ドリューが辿った旅路とそのとき流れる音楽を図解した地図が入っているんです。

映画を観ながら、この地図を辿っていくと、名所の具体的な場所もわかるし、ドリューとクレアとの心のつながりが実感できます!

 

この映画のメッセージ

この旅は、可能であればミッチとしていた旅。
ミッチの育った南部をめぐる旅。

最後のドリューの言葉。
「サケは何百マイルも川を上る。その原動力は生殖行為だが、別の言葉でいえば、生きること・命だ」

父親の葬儀から帰ったら自殺しようと決めていたドリューは、きっと、自殺はしないだろう。
そう確信させてくれるエンディングです。

父親との約束だった南部の旅は、アメリカの命の中をめぐる旅でした。

そこでドリューは、生きる動因を授かりました。
「どんな失敗をしても、生きる道はある」というメッセージだと思います。

 

まとめ

昨夜。
ほんとに昨夜のことです。

布団の中で、

 

  • 「失敗してはいけない」
  • 「ミスをしてはいけない」
  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「小さな目標を設定したとして、できなかったらどうしよう」

 

と思い詰めている自分に気づきました。
手帳にメモしたほどです。

そして今夜、夕食前に手元にあったサウンドトラックCDを選んで何気なく聴いたことで、今日の記事は「エリザベスタウン」のレビューにしようと決めました。

こんな、私にぴったりなメッセージが込められていたとは、このレビューをまとめるまで気がつきませんでした。

 

「どんな失敗をしても、生きる道はある」

 

 

 

生きるって何だろう? 生命って何だろう?
谺(こだま)


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ABOUTこの記事をかいた人

谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己といいます。シンガー・ソング・ピアカウンセラーをしています。 静岡県藤枝市にある自立生活センターのおのころ島が運営している地域活動支援センター「りんりん」の施設長として精神障害を持つ方へピアカウンセリングを行うほか、シンガーソングライターとして音楽活動をしています。