『とにかく、やってみよう!』レビュー:自信のなさを駆動力にする

こんにちは!
谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己です。

お元気ですか? それとも風邪をひいちゃった?

日が落ちてからは、思いのほか寒くなる日が出てきましたね。
体調管理に気をつけたいものです。

今日は、『とにかく、やってみよう!』という本のエッセンスをお話ししたいと思います。

「自信がないせいで、やりたいことを行動に移せない」という方には、ぜひ参考にしてほしいと思います。

 

自信のなさを駆動力にする

 

『とにかく、やってみよう!』

自信がない状態で行動に移すにはどうすればよいか、考察している本がありました。
とにかく、やってみよう!―不安をたしかな「自信」に変える奇跡の方法(大和書房)です。

この本では、「自信がない」=「不安である」として、不安を感じている状態で行動を起こし成長していくためにどのように考えればよいかを書いています。答えは、書名のとおり、「とにかく、やってみよう!」です。

原題では、FEEL THE FEAR AND DO IT ANYWAY で、もっとよく感じが出ています。

 

不安についての真実

著者は、「とにかく、やってみる」ようになるための基本的な認識として、不安についての5つの真実を示しています。

核となる初めの3つを挙げましょう。

 

  • 第1の真実「私が成長し続ける限り、不安は決して消え去ることはない」
  • 第2の真実「不安を取り除く唯一の方法は、勇気を出して、行動に移してしまうこと」
  • 第3の真実「自信をつける唯一の道は、立ち向かって・・・実行すること」

 

このうち、第2の真実について、著者は、

 

特定の状況に対する不安は、私がついにそれと正面から取り組んだときに解消されました。不安が消滅するまえに『実行』するべきなのです。

(p.44)

 

と述べています。

また、第3の真実については、

 

本物の違いを生み出したのは、不安を押しやりながら自力で物事を実行したときの『達成感』でした。(中略)自信がつくより前に『実行』すべきなのです。

(p.46)

 

と述べています。

第2の真実も第3の真実も、日常の場で私たちが子供の頃から経験してきたことだとは言えますね。
しかし、大人になったいま、ついそれを忘れてしまったりします。

 

不安の3段階

著者は、不安を3段階に分けてみせます。

・年をとることへの不安 ・一人になることへの不安 ・変化への不安 ・死ぬことへの不安 ・判断を下すことへの不安 ・転職することへの不安 ・人間関係を始めたり終えたりすることへの不安 ・人前で話すことへの不安

 

・拒絶されることへの不安 ・成功することへの不安 ・失敗することへの不安 ・無力感

 

・私にはどうしようもない!

(p.27~P.32より抜粋)

 

本当に大切な知恵

これらは、私たちが感じる不安を3段階に分けて著者が挙げているものの抜粋です。このような不安を感じるとき、私たちは身動きが取れなくなってしまうことがあります。

やりたいと思っていることを胸の中にしまったまま、何年も経ってしまっているということがないでしょうか?

しかしその一方で、「不安なことでもやってしまったらたいしたことなかった」という経験を誰でも持っています。

 

その違いはどこから生まれるのでしょうか?

著者は、「本当に大切な知恵」として、次のように言います。

 

本当に大切な知恵:

人生において、未知の領域にアプローチするときは、誰もが不安を感じる。それでもなお多くの人たちは、たとえ不安でも『実行』している。

(p.57)

 

問題は不安それ自体ではない

続いてこのように述べます。

 

そこから、問題は不安ではないことが分かります。
明らかに、本当の問題は不安「そのもの」とは関係がありません。むしろ、私たちがその不安を「どのようにとらえるか」なのです。不安などものともしない人もいますが、不安によって感覚を失ってしまう人もいます。
前者は不安をパワー(選択やエネルギー、行動)という立場でとらえ、後者は苦痛(無力感や憂うつ、無感覚)という立場でとらえています。

(P.57)

 

私たちは、不安などものともしないこともあるし、不安のため動けなくなってしまうこともあります。
どちらになるのかは、不安をどのように捉えるかにかかっていたのです。

 

「不安」→「自信がないこと」

この引用文を、「不安」→「自信がないこと」と言い換えて読み返してみましょう。

 

そこから、問題は自信がないことではないことが分かります。
明らかに、本当の問題は自信がないこと「そのもの」とは関係がありません。むしろ、私たちがその自信がないことを「どのようにとらえるか」なのです。自信がないことなどものともしない人もいますが、自信がないことによって感覚を失ってしまう人もいます。
前者は自信がないことをパワー(選択やエネルギー、行動)という立場でとらえ、後者は苦痛(無力感や憂うつ、無感覚)という立場でとらえています。

 

自信がないことを、選択やエネルギー・行動の源にすることもできれば、無力感や憂うつ・無感覚の源にしてしまうこともできるのです。

自信がないことの捉え方・対応の仕方が問題なのです。

 

自信のなさを駆動力にする

もちろん、前者のやり方でいきたいことはいうまでもありません。

私はこれを、「自信のなさを駆動力にする」と呼ぼうと思います。

 

まとめ

第1の真実:「私が成長し続ける限り、不安は決して消え去ることはない」は、言い換えると、「人が目標を持つ限り、劣等感はなくならない」というアドラーの言葉そのものになります。

劣等感(できないという意識)は、人である以上なくせません。

劣等感を無力感や憂うつ・無感覚の源(劣等コンプレックス)にしてしまうのではなく、選択やエネルギー・行動の源つまり駆動力にしていきたい、そのように思います。

 

では、また。

生きるって何だろう? 生命って何だろう?
谺(こだま)


とにかく、やってみよう!―不安をたしかな「自信」に変える奇跡の方法


とにかくやってみよう──不安や迷いが自信と行動に変わる思考法

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ABOUTこの記事をかいた人

谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己といいます。シンガー・ソング・ピアカウンセラーをしています。 静岡県藤枝市にある自立生活センターのおのころ島が運営している地域活動支援センター「りんりん」の施設長として精神障害を持つ方へピアカウンセリングを行うほか、シンガーソングライターとして音楽活動をしています。