こんにちは!
谺(コダマ)ッチャンこと、児玉朋己です。
元気してますか? 私は元気です!
みなさん、カリスマになりたいと思ったことはありませんか?
「自分がカリスマだったらいいのに、、、」
と夢想したことはないでしょうか?
大勢の人が、自分の言ったことに賛同して動いてくれたら、と想像すると気持ちいいですね。
そう思ってから、
「おっと、イケナイことを思ってしまった。。。」
と後ろめたい気持ちになったことはありませんか?
今日は、オリビア・フォックス・カバン『カリスマは誰でもなれる』という本のレビューです。
うさんくさいですね!
ちょっと怪しい感じがします。
それは、カリスマというのは持って生まれたもので、ある人にはあるし、ない人にはないものだと思っているからです。
この本によると、実は、カリスマは後天的に身につけることができるスキルなんだそうです。
興味がわいた方、ぜひ話の続きを聴いてくださいな・・・
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概観:カリスマのほとんどは内面に負っている
この本では、まず序章で本全体のあらましを述べています。
それは、
- カリスマは魔法ではなく、学んで身につける振る舞いであること
- カリスマの要素は、「プレゼンス」「パワー」「誠意」であること
- その要素を身につけるために必要な訓練
とまとめることができます。
カリスマはボディランゲージで伝える
カリスマの要素「プレゼンス」「パワー」「誠意」を伝えるためには、ボディランゲージが言葉よりはるかに重要だといいます。
メッセージの内容がどんなに力強くても、口調をいかに工夫しても、ボディランゲージがふさわしくなければカリスマにはなれない。そしてボディランゲージが完ぺきなら、一言もしゃべらなくてもカリスマを発揮できる。ボディランゲージを通じてプレゼンスとパワーと誠意を伝えるだけで、カリスマと認められることもできるのだ。
(p.31)
ボディランゲージは内面がカギ
ところが、私たちは、自分のボディランゲージのすべてを意識的にコントロールできません。
これは、とりもなおさず、ボディランゲージが私たちの精神状態を映し出すということです。
さらに、相手はこちらの心が体の動きに表れたほんの一瞬の微表情も見逃しません。
とするならば、カリスマ的なふるまいは心の中から生じなければなりません。
精神状態が非カリスマ的なら、どんな努力や意志力でも埋め合わせることはできない。心の奥底の考えや感情が外面に表れるのは、時間の問題だ。一方で、精神状態がカリスマ的なら、ふさわしいボディランゲージが自然と流れ出るだろう。そこで、まず、カリスマ的なボディランゲージと振る舞いを生み出すような心の状態を高めるところから始めよう。
(p.33)
カリスマを高めるためには、心の状態がカギを握るというのです。
心の状態がカリスマにふさわしければ、適切な振る舞いとボディランゲージが自然にあふれ出るといいます。
まだちょっとうさんくさい?
ここまでお話を聴いてくれた方でも、まだちょっとうさんくさいと感じる方が多いと思います。
大勢の注目を浴びたいという下心があるくせに「心の状態」と言ったって、どうせ他人を作為的に動かそうとしてるんだろう。
と思っていませんか?
でも、次を聞けば、「おお?」と意外な驚きを持たれるのではないでしょうか?
それは、カリスマの心の状態、つまり内面です。
カリスマの内面
カリスマとなるために身につけるべき内面とは「誠意」であり、それを身につけるステップは次のようなものです。
- ステップ1:感謝
- ステップ2:善意と思いやり
- ステップ3:セルフ・コンパッション(自己への思いやり)
えっ?
と思いませんか?
世界史的に見てカリスマといえば、ヒトラーを挙げる人は多いでしょう。
ヒトラーが感謝と善意と思いやりにあふれていたとはとうてい思えません。
そういうイメージからすると、この3つのステップはひどく意外な感じがします。
カリスマの誠意
「誠意を持ちましょう」とはよく言われます。
しかし、誠意を示そうとして表面だけ取り繕ってしまったという苦い経験を持つ人は多いのではないでしょうか?
自戒を込めて言っています。私も例外ではありません。
けれど、その「誠意」を持つために示されたこの3つのステップにじっくり取り組めば、本当の誠意が体得できそうな気がします。
「カリスマがこのような内面を持っているなら、なってみたい・・・」
と思いませんか?
カリスマはスキルだけれど、内面が伴ってなければ本物にはなれない
この本では、カリスマはスキルだと言っていますし、そのための技法も載っています。
けれど、そのスキルを発揮するためには内面のスキルが伴っていないとうまくいかないとクギを刺しています。
その内面のスキルとは、誤魔化しのない誠意であり、感謝と善意と思いやりなのです。
まとめ
以上は、5章までの内容です。
途中、すこし省いた章もあります。
6章以降は、カリスマのスタイルの種別や話の聞き方、困難な状況にあったときどうするか、等々、カリスマの実際的具体的な話になっています。
そういった外面的なスキルも、5章までの内面の働きがあるからこそ成り立つものだということがわかるように書かれています。
あなたも、仕事で、プライベートで、みんなを引き付ける人に心当たりがあると思います。
「彼・彼女みたいになれたらいいのにな。でも彼・彼女は特別なんだろう」
と思ってきたかもしれません。
私の知人にもカリスマと呼ばれている方がいますw
でも、そういうカリスマ、カリスマっぽい人の内面は、感謝と善意と思いやりで溢れているのかもしれません。
もしそうなら、ちょっと安心しますね。
自分もそういう内面を持った人になってみたいと思いませんか?
生きるって何だろう? 生命って何だろう?
谺(こだま)
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