こんにちは!
元気してますか! 私は絶好調です!!
「子供をどうやって躾ればいいのだろう?」
「部下の成長をうながしたい」
「どうすれば向上心を持ってくれるのだろう?」
等々、思っていませんか?
今日は、それを解決する強力な処方箋をお届けします。
それは、先日アップした記事に盛り込めなかった内容です。
才能の正体 (NewsPicks Book)から私が受け取った三つ目の学び。
それは、、、
フィードバック!
人は「フィードバックされる」と、より良くなろうとする性質がある
私たちは、鏡を見ます。
鏡を見ながら、髭を剃ったりお化粧したり、身だしなみを整えたりします。
それは、鏡が自分の姿を正確に写しているとわかっているから。
このとき鏡が行っていることは何か?
それがフィードバックです。
客観的なフィードバックとは?
鏡を見て、あなたはアイシャドーが変だから直そう、ネクタイが曲がってるから直そう、と思うかもしれません。
そのとき、そう判断しているのは自分自身で、鏡が行っているのは、あなたの状況を正確に客観的に写し出すことだけです。
鏡が行っているフィードバックは、「良い/悪い」の価値判断ではありません。
鏡は、決して「ああしろ、こうしろ」とは言わないのに、私たちは動きます。
これは何を意味しているのでしょうか?
これが意味しているのは、人間は、フィードバックを受けると、より良くなろうとする生き物だ、ということです。
誰かにフィードバックするときは、この鏡を見習いましょう。
子供への有効なフィードバックは?
子供の姿勢が悪かったとします。机に前かがみになりすぎています。
そのとき、なんと声をかけるでしょうか?
一番良いフィードバックの仕方は、「背筋が曲がってるね」と言うだけ。
「姿勢が悪い、目も悪くなるわよ」という小言は言うべきではありません。
事実だけを指摘され自分の状態に〝気づいたら〟、子供は「直さなくちゃ」と思う。
人は、フィードバックされることに弱い生き物なんです。
部下の才能を伸ばすのが「中立的なフィードバック」
子供を部下に置き換えましょう。
上司が部下の才能を伸ばすために一番簡単な方法とは、「中立的なフィードバックをただひたすらすること」です。
「中立的」とは、フィードバックにあたって、自分の価値観を挟まないことです。自分の価値観を入れずにフィードバックを続けると、部下がもともと持っている「自分が正しいと信じている価値観」の通りの姿になっていきます。すなわち、部下自身が抱いている理想の姿です。
(『才能の正体』p.222)
否定したり、自分の意見や価値観を押し付つけると、合わないと感じた人は離れていってしまいます。
(『才能の正体』p.223)
これまでは、部下をどうするかについて考えてきましたが、同じことが自分自身にも言えます。
自分にも自分でフィードバックすれば、劇的に変わる
自分に対してイラつくことがありますね。
これは、人は、「つねに今の自分のほうが正しい」からです。
人に対して指導というものはできません。しない方がいい。
だから、フィードバックに徹するのです。
そうすると、子供が姿勢を正したように、部下も自発的に自分が良いと思う方向に変わろうとします。
これを自分に当てはめるとどうなるでしょうか?
そう、自分に対してもフィードバックをするのです。
もう少しわかりやすく言うと、「何でも自分で自分の実況中継する」となります。
自分の実況中継をしてみた
私、「そうかなぁ」と思い、自分の実況中継をしてみました。
すると、驚いたことに、不思議なことに、自分が不適切だなと感じている行為を、あっさり止めることができたのです。
私は、実はアトピー持ちなんですが、つい体のあちこちを手で掻いてしまうことが多いのです。
その際に、「お! いま、右足を掻こうとしている。掻きたいと思っている、、、」などと実況中継すると、自然と手が止まり、掻かなくても平気になるのです。
不思議に思うかもしれませんが、自分の実況中継ができるようになると、人はポジティブな方向へ思考が変わるようになります。
(『才能の正体』p.232)
このときのポジティブの意味は、英語本来の、「明確な、はっきりした、地震がある、確信している、まったくの、完全な、積極的な、建設的な」という意味です。
まとめ
子供や部下、そして自分を動かす強力な処方箋とは、フィードバック。
それも、価値観を押し付けない、事実のみを指摘する客観的なフィードバックです。
私にとっては、自分に対しても強力に作用することが驚きでした。
そんなフィードバックを、仕事にも使っていこうと思いました。
今日の本文は、「自分の実況中継をしてみた」の項以外はすべて『才能の正体』の要約でした。
では、また。
生きるって何だろう? 生命って何だろう?
谺(こだま)
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。